老活準備

60歳で店を持つために50歳から準備した男の話

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サラリーマンの中には、第二の人生で飲食店を始めよう!

そう考えている人も多いでしょう。

実際に退職後、飲食店を始めた私の知人の話です。

前回のブログからお読みください

51歳から焼鳥店修行。

と書くと大変なイメージを持つかもしれませんが

この方の場合

・40歳から行きつけの焼鳥店

・常連としてかなり打ち解けた関係

だったこともあり、客の延長からの弟子修行となりました。

もちろん店主と客から

店主と弟子になったわけですから、

「お客様は神様です」

から

「師匠のいうことは絶対」

に立場チェンジ。

お客時代のノリで

「皿洗おっかなぁ」

「今日暑いから焼鳥店長焼いといて」

みたいなこと言ったらぶっ飛ばされますが

給料要らないので焼鳥教えてくださいの元客の弟子なので

がんじがらめな厳しい修行ではなかったそうです。

もう一個書くと、店主は弟子より2歳年下。

元常連で年上の弟子。

師匠も厳しく当たるというよりは気を遣ってくれていたそうで

でもそれに甘えることなく、掃除や雑用をしっかりこなす無給の弟子。

お互いのバランスもうまくいったそうです。

無理のない老活準備期間

勤務は週2回程度。

忙しい週末は、バイトが来るので勤務無しのルール(ボランティアには頼めないという店主の考え)。

週2回程度仕事終わりの7時から閉店11時からの後片付けまで。

およそ5時間の修行を5年間続け、

焼鳥屋のスキルも身についてきました。

本人曰く

「週二日ですから、どこかの講座に通うようなもの。

講座に通ったら授業料を払わないといけないが、ここではタダ。

しかも賄いもつく。

将来のことを考えて始めていることが、趣味と特技としたい事なのに

お金をかけずにやれた。下積みとは思っていなかった」

まぁ、私から言わせると無給で飲食店で働けるか!

と思いますが、目標のある人には苦にならないのですね。

5年間週2回5時間ペースの勤務ってことは、

5年間で2500時間。

仮に時給800円だとしても200万!

200万ですよ!

200万円分のタダ働きをして、師匠の焼鳥技術を身につけた彼は

56歳にしてお店を探し始めます。

あれ?60歳からだったんじゃないの?

そこにはいろいろな理由が重なりました。

・会社が早期退職者を募集している

・子供が大学を卒業して手が離れた

・60まで待って体力気力が落ちるより、今から始めた方が

ということで56歳で店を探し、

居抜きで借りられる焼鳥屋を見つけ

改装、準備をした後、会社を退職。

57歳で焼き鳥屋をオープンしました。

飲食店始めたいんだよねー

退職したら小さくてもいいから自分の店を持ちたい

そう考える人は多いと思いますが、

考えたらハイできます、というほど甘くはありません。

準備に金が要る、時間がかかる、だけど仕事との両立は大変。

その中でバランスを考える。

彼は仕事をしながら週二回のボランティア(無給だからもちろん副業じゃない)でキャリアを積みながら退職後の飲食店経営へとつながった。

60歳から○○をしたい!

そんな夢や目標があるなら、そこへ向かっての準備は速いに越したことはありません。

「プロ野球選手になりたい!」

という子どもは小学生のころから少年野球始め、そのためのスキルを磨いてますよね。

とりあえず中学までは野球しなくて高校から始めよう!!!

だと遅いですよね。

特に若いころよりも様々なスキル気力体力が落ちる年齢。

早めの準備は大事。

そして無理のない行動。

無理のない行動にするために、

早めに動いてゆっくり準備するのが大事なのです。